競馬産業の発展に貢献したとして、胆振軽種馬農協元組合長で高橋農場（伊達市）代表の高橋秀昌さん（７３）が、競馬功績者表彰（農林水産大臣賞）を受賞した。１日に白老町社台の同農協事務所で伝達式が行われた。

　高橋さんは、大正時代に首相を務めた高橋是清のひ孫に当たり、父から引き継いだ牧場で１９７７年の日本ダービーを制した「ラッキールーラ」など優秀な競走馬を生産。軽種馬市場の取引情報の透明化にも尽力し、生産者の立場から競馬産業の活性化に貢献した。

　伝達式で、日本軽種馬協会（東京）の益満宏行副会長から賞状を受け取った高橋さんは「大変にうれしく思う。栄誉に恥じることなく今後も精進したい」と述べた。

　農水省は今年度の競馬功績者表彰の受賞者として、高橋さんや日本中央競馬会（ＪＲＡ）の藤沢和雄調教師（６９）＝苫小牧市出身＝ら６人を選んだ。