「コイノボリ大火と消防史」 美術博物館の企画展閉幕、児童らが放水体験

「コイノボリ大火と消防史」 美術博物館の企画展閉幕、児童らが放水体験
放水作業を体験をする子どもら

 苫小牧市美術博物館で4月29日から開かれていた企画展「コイノボリ大火と苫小牧消防史」が4日、閉幕した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の影響で5月17日から6月20日まで約1カ月間の臨時休館となったが、開館中は幅広い年代の市民らが足を運んだ。

 今年度最初の企画展となった本展は、1921(大正10)年5月1日に苫小牧で発生した通称「コイノボリ大火」に焦点を当てた。古文書や手記で被害の実態を紹介。ポンプ車や消火活動の際に身にまとうはんてんなど約100点を展示した。

 期間中は学芸員による展示解説会や、ガソリンポンプ車に関する文書を読み解く古文書解読講座などの関連行事も実施。3日に行われた「こども消防体験」では、2歳~小学5年の30人が市消防本部職員のサポートを受けながら、練習用の消火ホースと消火器による放水作業を体験した。

 苫小牧豊川小1年の赤塚亮介君(7)は「火の的を狙うのは難しかったけれど、ちゃんと当てることができた」と笑顔だった。

 臨時休館の長期化で、期間中の来場者数は1764人。担当学芸員の佐藤麻莉さん(32)は「両親や祖父母から大火のことを聞いて、来館した市民も多くおり、幅広い世代に市の消防史などを伝えられたのでは」と話した。

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