日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリ(苫小牧市植苗)などは4日、「勇払原野とことこツアー~初夏の自然を楽しもう」と題し、苫小牧市東部に広がる勇払原野を歩くイベントを開催した。感染症対策で通常の半数に制限した24人がレンジャーや会員らの案内で安平川や弁天沼周辺を巡り、豊かな自然環境とその景観の魅力に触れた。
同会苫小牧支部との共催で、サンクチュアリ開設40周年記念の関連事業。
参加者が、自生するハスカップやモウソウゴケなどの解説を聞いていると、絶滅が危惧されるアカモズやチュウヒなどの野鳥が次々と姿を現し、観察を楽しんだ。初代レンジャーで現在は同会主任研究員の安西英明さんも案内役で参加し、「アカモズは数が減り、全国のバードウオッチャーの憧れの鳥。本州なら高原でないと見られない植物もここでは平地で見られる」と、開かれた湿地が残る勇払原野の価値を示した。
市内花園町の池田祥子さん(62)は「苫小牧で育ったけど、初めて見た弁天沼が大きくて、驚いた。このままの自然を残してほしい」と願い、孫の栗谷春陽さん(9)も「きれいな鳥がたくさん見られて楽しかった」とにっこり。
同会では勇払原野のラムサール条約登録に向けた活動も展開中。チーフレンジャーの中村聡さんは「条約登録には市民の賛同が不可欠」と協力を呼び掛けた。
















