事業継続計画策定17・9% 帝国データ札支店 道内企業想定リスク 「自然災害」と「感染症」最多

事業継続計画策定17・9% 帝国データ札支店 道内企業想定リスク 「自然災害」と「感染症」最多

 帝国データバンク札幌支店は、事業継続計画(BCP)に対する道内企業の意識調査結果を発表した。BCPを「策定している」と回答した企業は17・9%となり、前年に比べ0・6ポイント微増した。事業継続が困難になると想定するリスクでは、「自然災害」と新型コロナウイルスなどの「感染症」が上位を占めた。

 BCPを策定している企業の規模別では、大企業が37・9%と前年比6・5ポイント増加。中小企業は0・8ポイント減の13・5%にとどまった。業界別では、「農・林・水産」(60%)が最も高く、以下、「金融」(25%)、「建設」(23・7%)、「小売」(23・1)、「サービス」(18・3%)の順。

 また、BCPを「現在、策定中」(4・8%)と「策定を検討している」(21・1%)を合わせると、「策定意向あり」の企業は43・8%で、前年に比べ6・9ポイント減少。「策定していない」と回答した企業は半数近い47・4%となり、前年比で5・3ポイント増加した。

 「策定意向あり」の企業が、事業の継続が困難になると想定しているリスク(複数回答)では、地震や風水害、噴火などの「自然災害」(73%)が最多。これにコロナ禍などの「感染症」(67・4%)が続いた。近年のサイバー攻撃の被害増加を背景に、「情報セキュリティー上のリスク」(28・7%)が5位に入った。

 「策定意向あり」の企業が、事業が中断するリスクに備えて実施・検討している内容(複数回答)は、「従業員の安否確認手段の整備」(69・1%)がトップ。これに「緊急時の指揮・命令系統の構築」(55・7%)が続いた。

 既にBCPを策定済みの企業の効果(複数回答)では、「従業員のリスクに対する意識が向上した」が63・8%で最多だった。

 一方、BCPを策定していない企業の理由(複数回答)では「策定に必要なスキル・ノウハウがない」(36・5%)が最も多かった。

 調査は5月18~31日に、道内企業1031社を対象に実施。525社から回答を得た(回答率50・9%)。

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