出光道製油所「スーパー認定」取得 経産省の制度 道内事業者で初 高度な自主保安で安定供給へ

出光道製油所「スーパー認定」取得 経産省の制度 道内事業者で初 高度な自主保安で安定供給へ
認定書を手にする髙橋正則出光道製油所安全環境室長

 苫小牧市真砂町の出光興産北海道製油所(山岸孝司所長)が、経済産業省の特定認定事業者、通称「スーパー認定事業所」に認定された。高度な保安に取り組む製油所などを対象にした制度で、道内の事業者が認定されるのは初めて。同製油所は「高度な自主保安で今後もエネルギーの安定供給を果たす」としている。

 経産省が2017年4月に創設した新認定制度。高圧ガス保安法に基づく検査などを行う事業者が対象で、高度なリスク低減対策や先進的な技術の導入、従業員教育や訓練の徹底はもちろん、連続運転期間や保安検査の適切な評価体制など、一定以上の保安力が認定の基準となる。事業者の申請を受け、経産省が調査し、認定している。

 同製油所は6月29日付で認定された。国内11例目で、出光グループでは徳山事業所(山口県)、千葉事業所(千葉県)、西部石油山口製油所(山口県)に次いで4例目。北海道製油所は、AI(人工知能)を活用した診断技術の開発、連続運転したままの配管厚さ測定、VR(仮想現実)による体感教育、危険源を効果的に確認するリスクアセスメントなどが特に評価された。

 認定を受けた事業者は保安事業の自由度が高まり、さらなる自主保安の高度化に進めるメリットがある。プラントなどの連続運転期間は、事業者が8年以下の範囲で自由に設定。4年ごとのSDM(大規模定期補修工事)も間隔の延長が可能になり、保安検査も事業者自らが自由に設定した方法で行えるようになる。スーパー認定ロゴマークも与えられる。

 7日に認定取得を発表した同製油所の山岸所長は「製油所として描く目指す姿を実現するため、積極的に取り組んできた。今後も産業界全体の保安力向上に貢献し、北日本のエネルギー拠点として安定供給に取り組む」とするコメントを出した。

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