飲食従業員の優先接種要望 道社交飲食生活衛生同業組合

飲食従業員の優先接種要望 道社交飲食生活衛生同業組合
要望書を手渡す高橋本部長(左)

 北海道社交飲食生活衛生同業組合は7日、苫小牧市に対し、飲食業者や従業員に新型コロナウイルスワクチンの優先接種を求める要望活動を行った。高橋憲司苫小牧地区本部長が市役所を訪れ、岩倉博文市長に要望書を手渡した。

 高橋本部長によると、市内の飲食業は自粛が長期化し、道への緊急事態宣言が6月20日に解除された後も客足が戻っていない。店舗は個人事業主や中小企業が多く、職域接種ができない事例が多いという。

 高橋本部長は「何もできない状況が続き、廃業した店舗も増えた。年末商戦が正常化するか見極めないといけない」と事態の深刻さを訴えた。市は、市内のワクチン接種状況を説明後、飲食業者や団体と連携を深めていく考えを示した。

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