バスの効率的運行へ 路線見直し案示す 定期券の導入も検討 白老町地域公共交通活性化協

バスの効率的運行へ 路線見直し案示す 定期券の導入も検討 白老町地域公共交通活性化協
バス路線の見直し案が示された白老町地域公共交通活性化協の会合

 白老町は8日、地域公共交通活性化協議会を白老コミュニティセンターで開いた。この中で町は、地域循環バス「元気号」の大幅な路線見直しや定期券の導入など、10月の改正で目指している内容について説明した。

 改正案は、「元気号」を3台から2台に減らし、路線の見直しで運行区域を大幅に縮小させる。路線については、鉄北線、石山社台北吉原線、社台線を廃止。主に国道36号を走る鉄南線と、白老東高校への通学の足を確保する通学便のみを運行する。見直しにより停留所は鉄北区域の39カ所を廃止、「図書館前」など3カ所を新設する。

 4台体制で4区域を走る予約制のデマンドバス「カムイ号」については、竹浦鉄南区域と石山2区一部区域を新たに運行区域に加える。停留所は「西竹浦」を新設し、「白老駅北口」を廃止する。

 交流促進バス「ぐるぽん」は路線の一部区間を廃止し、「四季彩街道入口」「社台中央」「社台駅前」の3停留所を無くす。一方、町内の西側エリア発着地点の停留所を「萩野」から「萩野公民館」に変え、運行ルートを延伸する。

 今回の改正案について町は「重複運行区域の解消など効率的なバス運行に向けた見直し」とし、「各路線との接続性も向上させたい」と説明。バスの利用促進に向けては、「元気号」「カムイ号」「ぐるぽん」の単体定期券や、乗り替え利用が可能な共通定期券の導入を示した。

 協議会の会合には、室蘭運輸支局など関係機関や町内会連合会、商工会など各団体代表ら約20人が出席。町の見直し方針に異論は出なかった。

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