ガソリンの値上がりが止まらない。苫小牧市内ではほとんどの店舗でレギュラーガソリンの1リットル当たりの店頭価格が150円台に。業界関係者によると、市内では6週連続の値上げで価格の上昇傾向はしばらく続くとみられる。
市内の主なガソリンスタンドの8日時点の店頭価格は150~156円。一部で148円の店舗もあったが、153円以上が目立った。
石油情報センター(東京)が7日に公表した全道のガソリン価格(4日時点)は1リットル当たり155・1円(前週比2・8円増)。道内では4週連続の上昇で、2年8カ月ぶりの高値を付けた。ハイオクは同166・1円(同2・7円増)、軽油は同137・9円(同2・9円増)、灯油の店頭販売価格は18リットル当たり1732円(同45円増)だった。
7日、若草町のガソリンスタンドで給油していた春日町の50代男性会社員は「苫小牧は車社会。値上げが続けば生活に響く」と、ため息を漏らした。買い物で車を使うという矢代町の30代主婦も「マイカーで隣町の友人に会いに行くのが楽しみの一つだが、これだけガソリンが高くなると考えてしまう」と述べた。
同センターは、新型コロナウイルスのデルタ株(インド由来の変異株)の感染再拡大もあり、価格動向の先行きは不透明とした上で、当分は上昇傾向が続くとみる。要因として、欧米を中心とした経済回復に伴う国際的な需要増と石油産出国の増産に向けた協議が難航していること―などを挙げる。
苫小牧地方石油業協同組合の担当者も国際的な原油価格高騰に伴う仕入れ、精製コストの上昇がガソリン価格に大きく影響していると懸念。「6月第1週あたりから毎週1円ずつ上がってきた印象」と語る。
今年に入って世界的にコロナワクチンが普及し、経済回復の兆しが見え始めたのに合わせて石油需要が高まっており、同組合の担当者は「しばらく価格の値上がりは続くのでは」と話した。
















