苫小牧を持続可能なまちに 都市再生講演会に市民120人

苫小牧を持続可能なまちに 都市再生講演会に市民120人
脱炭素社会に向けた知見を学んだ都市再生講演会

 苫小牧市の都市再生を切り口に「ゼロカーボン社会に向けた産業拠点都市の挑戦」と題した講演会が8日、市内のホテルで開かれた。苫小牧商工会議所と市の共催。来場した市民約120人は脱炭素社会を見据え、水素など新たなエネルギーの利活用や苫小牧の優位性などに理解を深めた。

 オンラインで北海道大学大学院工学研究院の近久武美教授と慶応義塾大学大学院SDM研究科の山形与志樹教授がそれぞれ講演した後、苫小牧都市再生戦略コーディネーターを務めるジャーナリストの清野由美さんが進行役となり、今後の苫小牧の展望についてパネルディスカッションも行った。

 近久教授は再生可能エネルギーを効率的に運用するため、余剰電力による水素の製造を提案。「運輸や製鉄部門で主として利用される。再生エネが豊富な北海道において、苫小牧は水素の物流拠点になり得る」と指摘した。

 山形教授は脱炭素に向けた都市計画づくりにビッグデータを応用する動きを紹介。産業都市ながら豊かな自然も残る苫小牧の立地に注目し、「いろいろな要素があり、持続可能なまちに将来なるのでは」と期待を寄せた。

 講演会は、市が昨年度策定した「都市再生コンセプトプラン」への理解と市民の議論を促すのが狙い。プランに沿った各テーマで、来年3月まで継続的に開催する計画だ。冒頭であいさつした岩倉博文市長は「新たなチャレンジに皆さんの関心を寄せてほしい」と呼び掛けた。

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