札幌ドームも無観客 知事要望で一転 実効性ある対策困難  東京五輪サッカー

札幌ドームも無観客 知事要望で一転 実効性ある対策困難  東京五輪サッカー
東京五輪の札幌ドームでのサッカー競技も「無観客」とすることを発表した鈴木知事=9日午後11時40分ごろ、道庁

 鈴木直道知事は9日深夜に道庁で緊急記者会見を開き、札幌ドームで開催される東京五輪サッカー競技(21~28日の延べ5日間)について「本日、大会組織委員会と協議を行い、無観客とすることに決定した」と発表した。五輪の観客の扱いについては、政府や大会組織委、東京都など5者が8日に東京、神奈川、千葉、埼玉の4都県の会場を無観客に、宮城、福島など4県を有観客に決定。北海道についても9日夕に「最大1万人」の上限で観客を入れるといったん発表したが、その後の鈴木知事の強い申し入れで一転して「無観客」開催が決まった。

 知事は組織委に対し「オリンピック全体で統一的な取り扱いが必要であると一貫して申し上げてきた」と強調。ただ、4都県を無観客とした際には「残念ながら、統一された取り扱いにはならなかった」と述べた。

 このため、札幌ドーム会場を有観客で開催する場合は「緊急事態宣言などが発令された1都3県から、観戦に訪れる状況を避けるための実効性ある対策を前提条件」とすることを要請。だが、「大会組織委から伺った対策では、実効性を担保することは難しいと判断し、無観客での開催を決断。それを組織委に伝え、理解いただいた」と説明した。

 これにより、札幌で開催される五輪競技は、競歩(8月5、6日)、マラソン(8月7、8日)の沿道観戦自粛を含め、全て無観客開催となった。知事は「チケットの抽選結果を発表する直前の切迫したタイミングでの判断。観戦を楽しみにされていた多くの方々に大変申し訳ない」としながらも、「道民の不安の解消、安全・安心の確保を最優先に判断した」と理解を求めた。

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