札幌市は9日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開いた。北海道の「まん延防止等重点措置」が11日で解除され、12日から「夏の再拡大防止特別対策」(8月22日まで)となることを受けて、7月25日まで「重点地域」として感染防止対策を徹底する。秋元克広市長は市民に「基本的な感染防止策の徹底」を呼び掛け、本部員に「人流は増加傾向。新規感染者も増加に転じつつある。(解除に)気を緩めることなくリバウンドを防ぐ効果的な取り組みを」と指示した。
札幌市の感染状況は、8日まで直近1週間の新規感染者数は170人と下げ止まりし、20代から40代の感染が全体の7割を占めている。感染経路不明の割合も61・8%と前週を上回っている。デルタ株は8日までに7人、9日は8人で累計15人と急増した。
一方、ワクチン接種は17日から「つどーむ」で集団接種が始まる。午後1時から4時のほかに5時から7時30分の夜間帯も初実施する。24日から9月12日までの土・日曜(16日間)に各区民センターで集団接種を行い、1日3000人の接種を見込んでいる。第5波に備え、入院受け入れの可能病床数は133床増の543床とした。宿泊療養、自宅療養の体制強化策で7月中旬に第2入院待機ステーションを開設するとともに、陽性患者の外来診療は8月から夜間救急対応も可能になる。
秋元市長は本部会議後の会見で「デルタ株に強い危機感を持っている。早期発見、早期対策で広がりをできるだけ早く抑える」とし「陽性検体の75%をスクーリング検査できる。リスクが低いと思われる接触者も幅広で検査をしている」と強調。希望した数のワクチンが供給されない事態については「当初見込んだ8月末の接種の5割達成には届かないが、札幌市全人口の4割以上の接種はできる」との見通しを語った。
















