むかわ町穂別地区の高齢者施設で発生していた新型コロナウイルス感染拡大によるクラスター(感染者集団)が終息したことで、町新型コロナウイルス感染症対策本部長でもある竹中喜之町長は10日、広報などを通じてメッセージを出した。
高齢者施設で起きたクラスターでは利用者、職員合わせて51人が感染し、利用者7人が死亡。施設では随時PCR検査を続け、6月18日に陽性者を確認したのを最後に、感染者が拡大することはなく、苫小牧保健所の判断で今月9日にクラスターは終息とされた。
竹中町長は「これまで入所者の感染拡大阻止に取り組まれた施設職員、感染者の治療に力を尽くされた診療所医療スタッフ、事態収束に向けてさまざまな見地からご指導・ご助言を頂いた北海道、保健所、そして温かいご声援やご支援を頂いた町内外の皆さんに、心から感謝と敬意を申し上げます」と謝辞を述べた。
また、デルタ株の感染者が道内でも増えつつある現状に言及し、「町として、さらなる感染予防の徹底を図ってまいりますので、どうか町民の皆さんにおきましては、お一人お一人が自分を守り、家族や他人を守ることにつながる感染予防の取り組みを、引き続きお願い致します」と呼び掛けた。

















