歴代最高 落札額116億円 セレクトセール1歳馬競り

歴代最高 落札額116億円 セレクトセール1歳馬競り
1歳馬競りの最後を飾ったディープインパクト産駒の「スイープトウショウの2020」(日本競走馬協会提供)

 日本競走馬協会が主催する国内最大のサラブレッド競り市「セレクトセール」は12日、苫小牧市美沢のノーザンホースパークで1歳馬の競りを行った。取引226頭、落札額は116億3800万円で、1歳馬競りとしては2年ぶりに歴代最高を更新。今年が最後となるディープインパクト産駒も、取引された3頭すべてが1億円を超えた。

 1歳馬競りの過去最高は2019年の107億3200万円だったが、これを9億600万円上回った。今年は248頭エントリーのうち、6頭が欠場し、上場は242頭(前年比7頭減)。落札総額は前年比12億1000万円増。落札率は93・4%(同1・4ポイント増)で、取引が成立せず売り主が引き取る主取は16頭だった。

 この日は午前10時から午後7時半まで競りを展開。同セール出身の中央競馬G17勝馬で、2019年7月に急死したディープインパクトの産駒が4頭上場。取引された3頭は同日最高値タイの「ゴーマギーゴーの2020」(牡)の3億円を筆頭に、「スイープトウショウの2020」(牡)の2億円、「ワッツダチャンセズの2020」(牝)の1億2000万円だった。

 特に上位2頭は「2億円」の掛け声から競りが始まる異例の展開。2頭を生産したノーザンファーム(安平町)の吉田勝己代表は競り後のインタビューで「一声で2億だから。驚いた」と目を見開き、競馬史と同セールを彩った名馬に「これほどの馬は2度と出ない。日本の競馬をつくってくれた」と最敬礼した。

 一方、この日は28頭が1億円以上で取引されたが、種牡馬の内訳は16頭と「多士済々」。ロードカナロア産駒の「ファイネストシティの2020」(牡)が最高値タイの3億円で落札されるなどし、吉田代表は同協会理事の立場から「全体のレベルが上がっている。16頭違う種牡馬で億なんて世界でもない」と話していた。

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