野鳥の餌採取に挑戦 「むかわ学」フィールドワーク 鵡川高1年生

野鳥の餌採取に挑戦 「むかわ学」フィールドワーク 鵡川高1年生
胴付き長靴を履いてゴカイの採取に挑戦する鵡川高の生徒たち

 鵡川高校(三村素道校長)の1年生は12日、地域の歴史や産業について学習する「むかわ学」の一環で、フィールドワークを鵡川、穂別両地区で行った。生徒50人が鵡川河口の観察、野鳥の餌の採取、化石発掘などを通じて自然や化石に理解を深めた。

 フィールドワークは2グループに分かれて実施。自然分野では鵡川河口で、野鳥観察や自然保護をする団体「ネイチャー研究会inむかわ」のメンバーと北海道開発局苫小牧河川事務所の職員の指導を受けながら、人工干潟で野鳥の餌となるゴカイの採取に挑戦した。

 生徒たちは、経験のない作業に四苦八苦した様子。齋藤一樹さん(15)は「(川のぬかるみに)足を取られたり、転んだりして大変だったが、楽しかった。この作業を日々やっていると考えると、改めてすごいなと思った」と話していた。

 穂別博物館では講義を受けた後、ハドロサウルス科の植物食恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)が発見された穂別地区の現場を訪れ、化石の採取、クリーニング作業などを体験した。

 1年生は今後、むかわ学の取り組みで産業や観光、歴史の分野ごとに講義と現場巡検を行いながら、地域について学んでいく。

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