新型コロナウイルスに伴う経済対策で、苫小牧市が発行したプレミアム(割り増し)付き商品券は、6月22日の販売開始から20日足らずで8割超が購入を済ませた。取扱店は1331店に上り、利用者は「買い物の機会が増えた」と歓迎する一方、販売冊数の制限には不満の声も聞かれた。
商品券は、取扱店全店で使える割増率20%の一般商品券(500円券12枚)と、利用先を市内の飲食店と地元店に限った同60%の応援チケット「とまチケ」(同16枚)の2種類。1冊5000円で購入を申請した世帯主に、すでに引換券が送られている。
9日時点で一般商品券が8万3716冊、とまチケが8万3016冊販売され、販売率は共に8割を超えた。販売開始と同時に利用もでき、取扱店の換金状況(同日時点)は一般商品券6785万1500円、とまチケ5245万5500円の計1億2030万7000円(換金率8・37%)。
市内表町のカフェ・ヴァンカムの山口勝店主は「お客の約1割が商品券を使っており、家族連れが増えた」と明かす。同店を訪れた三光町の高柳麻衣女さん(35)は「普段、足を運ばない店も商品券を使えるなら行ってみようと思う」と語り、一緒に食事をしていた見山町の藤田麻井さん(36)も「使えるコンビニがあるのも便利だ」と喜ぶ。一方、2人とも「希望を下回る冊数しか買えなかった」と残念がる。
木場町の商業施設MEGAドン・キホーテ苫小牧店の村上義和店長は「7月から、ぐっと利用枚数が伸びた。『使えるから来店した』とのお客さまの声も多く、もっとたくさん商品券を発行してほしい」と期待する。
同商品券の発行は2020年9月~21年2月(利用期間)に続く第2弾。発行各10万冊をそれぞれ約5万冊も上回る申請があり、当初は1人各2冊としていた購入上限を世帯人数に応じて制限した。販売期間は今月30日まで。利用期間は来年1月23日まで。取扱店1331店のうち、とまチケが使えるのは1052店。
















