道内主要都市20年度リサイクル率 7年連続トップ ごみ削減、分別意識市民に浸透 苫小牧市

道内主要都市20年度リサイクル率 7年連続トップ ごみ削減、分別意識市民に浸透 苫小牧市
JFEリサイクルプラザ苫小牧内に設置している段ボールや新聞・雑誌の回収ボックス

 2020年度に苫小牧市内で発生したごみのリサイクル率は30・8%と、道内主要都市10市中、7年連続トップだった。前年度よりも0・4ポイント低下したが、6年連続で30%台をキープ。市ゼロごみ推進課は「ごみの削減や分別の意識が浸透してきた」と評価しつつ近年、数値が横ばい傾向で「(リサイクル率のさらなる向上には)市民一人ひとりの協力が不可欠」と訴える。

 リサイクル率は家庭系と事業系の各ごみ量と集団回収分などを含めた総量に対し、古紙や紙類、空き缶、ペットボトルなど資源ごみを市や市民団体、民間事業者が回収している割合を基に算出している。

 同市はリサイクル率が28・2%となった14年度に初めて道内主要都市で1位となり、その後は15年度30・1%、16、17年度は30・8%、18年度31・4%、19年度31・2%と30%台を維持してきた。

 07年度からごみ削減や環境美化を目指した全市的な取り組み「053(ゼロごみ)大作戦」を断続的に展開し、13年7月には家庭ごみを有料化。その効果も出て、1人1日当たりの家庭ごみの量は年々減少しているがリサイクル率は伸び悩んでる。新型コロナウイルス流行による外出自粛で家庭ごみが増えたことや、海外へのリサイクルルートが遮断していることも要因という。

 市は20年3月末以降、古着・古布のリサイクル輸出を停止中。これまでは、海外の工場で多くの古着・古布を工業用の雑巾や固形燃料に作り替えてきたが、コロナ感染拡大の恐れがあることから現地工場が受け入れをストップ。多くの古着・古布が燃えるごみとなっている。

 集団回収の瓶も、これまでは洗浄し、札幌の酒店などで使用してきたが、新型コロナの影響で再利用がなくなり、現在回収を停止している。

 市は24年度にリサイクル率33%達成を目標に掲げており、同課は「今後も分別やごみ削減に協力してほしい」と呼び掛ける。

 道内主要都市のリサイクル率2位以下は次の通り。(2)札幌(3)帯広(4)江別(5)室蘭(6)釧路(7)旭川(8)北見(9)小樽(10)函館。

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