デルタ株疑い100人超え 道内73人感染、胆振で2人

デルタ株疑い100人超え 道内73人感染、胆振で2人

 道と札幌市などは16日、新型コロナウイルスの感染者を新たに73人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者が前の週の同じ曜日を上回るのは13日連続となり、70人を超えたのは3日連続。このうち半数以上の53人の感染経路が不明。道内の死者は累計で1416人、感染者は延べ4万2168人(実人数4万2066人)となった。

 死亡したのは、道発表の居住地非公表の1人(80代女性)。日別の死者が確認されたのは2日連続。

 道は14人の感染を確認。内訳は、胆振管内2人のほか、石狩、上川、オホーツク3管内各3人、釧路、根室両管内と道外各1人。

 札幌市は56人(再陽性1人含む)の感染を確認。市内の高校で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、6人(生徒と職員各3人)の陽性が判明。遊技施設でも従業員5人の感染が分かり、クラスターとなった。既存クラスターでは、北海道新聞社で1人増の計6人、市立保育所で1人増の計14人に感染が拡大した。

 旭川市は2人、小樽市は1人の感染を確認した。

 また、道と札幌市は、デルタ株(インド由来の変異株)疑いの感染者を新たに29人確認したと発表。道内のデルタ株疑いの陽性者は累計128人となり、100人を超えた。

 道内で治療を終えて回復したのは4万61人。16日現在の患者数は691人で、重症は10人。15日時点の入院患者の病床利用数は、前日から1床減の276床となっている。

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