政府のアイヌ政策推進本部長を務める加藤勝信官房長官が17日、ウポポイを訪問し、アイヌ文化発信の取り組みを視察した。
開業1周年セレモニーに出席するために訪れた加藤官房長官はまず、高台にある慰霊施設を視察。研究目的で全国の大学に保管されていたアイヌ民族の遺骨を納めた施設について詳しく説明を受けた。
セレモニーの後、国立アイヌ民族博物館に展示されている民具などを見学。伝統的コタンゾーンに並ぶチセ(かやぶき家屋)も訪れ、民族衣装姿でアイヌ文化を伝えるスタッフらにねぎらいの言葉を掛けた。
加藤官房長官は登別市の登別温泉街も訪れ、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている現状を視察。登別国際観光コンベンション協会(唐神昌子会長)の関係者らと意見交換し、支援の要望を受けた。

















