カレンダーに注意を、東京五輪で三つの祝日移動、市内各所で初日の19日は混乱なし

カレンダーに注意を、東京五輪で三つの祝日移動、市内各所で初日の19日は混乱なし
祝日移動に伴う運行ダイヤの変更を告知する張り紙を掲示している道南バスの車内

 東京五輪・パラリンピック開催に合わせて海の日、山の日、スポーツの日が移動したことを受け、苫小牧市内のバス会社や銀行、病院などは変更になった営業時間の周知に力を注いでいる。祝日の移動は、都心の交通混雑緩和が主な目的。修正が間に合わず流通したカレンダーや手帳は19日が「海の日」のままで、市民から戸惑いの声も漏れたが同日、市内では目立った混乱は見られなかった。

 祝日の移動は、昨年12月に施行された東京五輪・パラリンピックに関する特別措置法32条2項の規定に基づくもので2021年限定となる。本来、海の日は7月の第3月曜日の19日だが、今年は五輪開会前日の22日に移動。10月11日の「スポーツの日」は五輪開会式の23日、8月11日の「山の日」は閉会式の同8日に変更された。

 市内で路線バスを運行する道南バスは12日ごろから車内やバス停、営業所に祝日移動に伴うダイヤ変更を告知する張り紙をしている。「(乗客が)間違えないよう周知を徹底したい」と苫小牧営業所(新開町)の田村洋次所長(61)。19日は午前中に「きょうは平日ダイヤでよいか」という確認の電話が1件寄せられただけで「平穏だった」と言う。

 北洋銀行苫小牧中央支店(表町)は6月から、ATM(現金自動預払機)や出入り口の付近にポスターを掲示しホームページ(HP)、オンラインバンキングでも広報。担当者は「行員が取引先に赴く際、祝日移動が話題になれば22、23日は休みになることを必ず伝えるようにしている。19日については、特に混乱はなかった」とした。

 苫小牧市立病院(清水町)も院内の掲示物やHPの休診案内で22、23日の外来が休診になる旨を6月末以降、告知しており、担当者は「急な問い合わせなどは入っていない」(事務部)。

 「1カ月ほど前までは自分も19日は休みだと思っており、職員の指摘で気付いた」と語るのは、かなもり歯科医院(三光町)の金森敏和理事長(73)。診察や予約への影響は出ていないが、新型コロナウイルスの感染再拡大で五輪の開催可否が取り沙汰されている状況もあり、「ぎりぎりまで祝日(のままだ)と思っていた人もいるのでは」と話す。

 日本料理店よど川(表町)の調理師藤田友樹さん(42)は「(祝日の移動は)客足が読みにくくなり、その日の仕入れにも影響する」と指摘。混乱も生じやすく、飲食店はメリットを感じられないと思う」と述べた。

 祝日の移動により、カレンダー上は22日から25日まで4連休、8月7~9日も3連休となり、市内北光町の会社員山田優喜さん(32)は「趣味のジャズのギター練習に打ち込むなど有意義な連休にしたい」と胸を弾ませた。

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