安平町早来中学校２年の赤坂菜々美さん（１４）が、１６日に室蘭市内のむろらん広域センタービルで開催された２０２１年度少年の主張胆振地区大会で最優秀賞に輝いた。２０日、町教育長室で主催する胆振総合振興局の関係者から賞状などの贈呈を受けた。

　胆振地区大会には、各市町の代表に選ばれた１０人が出場。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、事前に録画したビデオを上映する形式で行い、管内の校長会、青少年育成運動推進指導員会、北海道教育庁胆振教育局教育支援課の関係者が審査した。

　最優秀賞の赤坂さんが主張したテーマは「幸せの種」。反抗期を迎え、日々の不満や嫌なことを母親にぶつけて後悔したエピソードを基にした。以来、「日常にある幸せに気付きながら過ごすようになった」と相手への思いやりや感謝の気持ちを表現した。

　表彰伝達で町役場を訪れた同振興局保健環境部の久保貴司くらし・子育て担当部長は、「中学生らしい感性で大事なことを自分なりにまとめていた。皆さんに気持ちを伝えたいという思いが伝わってきた」と講評。赤坂さんは「あまり発表の練習ができなかったので不安だったが、率直にうれしい」と喜びを語った。