厚真高校の1年生は21日、インターンシップ(職業体験)の一環として、町内富野にある農業担い手育成センターで一日農業体験をした。生徒23人が野菜の収穫や選果などの農作業を通じて、将来の進路決定へ視野を広げた。
地元の高校生に、町の基幹産業について知ってもらうのが狙い。ここ数年は1年生がこの時期に農作業を体験している。
生徒たちは、鎌を使ってのホウレンソウ収穫をはじめ、選果、イチゴの摘み取りなどを体験。慣れない作業に汗を流した。桐原駿翔さん(15)は「イチゴ狩りやホウレンソウの収穫が楽しかった。農作業は初めてだが、あまりできない貴重な体験。自分の将来の選択肢が広がる経験になった」と笑顔を見せた。
町産業経済課の佐藤大輔参事は「野菜や果物をお客さんに届けるのは非常に丁寧で大変な作業。今後、野菜などを見る時に気にして見ていただけたら」と話していた。

















