苫小牧相撲少年団の選手2人とコーチが21日、苫小牧市役所を訪れ、第32回全国都道府県中学生相撲選手権大会(25日、大阪府)への出場を岩倉博文市長に報告し、抱負を述べた。
出場するのは、3日に札幌市で開かれた第24回北海道小中学生相撲選手権大会中学生無差別級で優勝した大場琉矢(沼ノ端中2年)と、同級で準優勝の佐藤剛基(明倫中2年)。2人は上位3人に与えられる全国大会の出場権を手にした。
大場は体重85キロの体格を生かし、立ち合いの激しい当たりで勝利を重ねた。同門の佐藤との決勝では立ち合いで強く当たって、押し出しで勝利した。「全国大会では一回り大きい相手と対戦することになる。一戦一戦集中して臨みたい」と抱負を語った。
佐藤は68キロで小柄ながら、2回戦では120キロ級の相手を押し出しでかわした。大場には惜しくも敗れたが、堂々の準優勝。杉山秀人コーチも「驚くような投げ方で勝つこともある」と評する。佐藤は「自分の実力を出して一つでも多く勝ちたい」と意気込む。
岩倉市長は「北海道代表として大いに頑張って」と2人にエールを送った。

















