チアフル 8月にチア・ドリーム開所―児童発達支援などの通所施設

チアフル 8月にチア・ドリーム開所―児童発達支援などの通所施設
障害児通所支援施設開所に向け準備を進める小堀代表(左)

 苫小牧市内で幼児向けの基礎体力向上教室を展開する一般社団法人チアフルが8月から、市明野新町2に未就学児~小学生対象の障害児通所支援施設チア・ドリームを開所する。体操の元日本代表小堀由貴代表(43)や理学療法士など職員が鉄棒、跳び箱、ボルダリングといった各種運動器具を駆使して通所者の体力向上を促すことに特化する。小堀代表は「子どもたちが、けがなく健康で育っていくための手助けをしたい」と意気込みを語る。

 今年6月に創立4年を迎えたチアフルが、新たな領域で持ち味を生かす。同社が手掛ける幼児体操教室は現在130人もの会員が在籍。15歳で体操の女子日本代表に選出され、国際大会優勝の実績もある札幌市出身の小堀代表ら競技経験豊富な指導陣が、地域の子どもたちの基礎体力向上に力を注いできた。

 「たくさんの人たちに出会い、支えられてきた。その恩返しを社会貢献という形で実現したい」との思いを形にするため、小堀代表は児童発達支援と放課後等デイサービスの要素を併せ持ったチア・ドリーム開設に向け、昨年秋から準備を進めてきた。チアフルのノウハウを生かした運動能力向上支援はもちろん、障害児保育に精通した保育士も職員に名を連ね、体と心の両面を丁寧にサポートできるのが強みだ。

 今月中旬には未就学児向けの体験会を実施した。理学療法士が参加者一人ひとりの体の使い方を観察して的確な運動メニューを考案、小堀代表が実施につなげるなど「職員それぞれの知恵を結集させていけば、より良いサポート方法を見いだせることが分かった」と言う。

 24、25両日に小学生向けの見学・体験会を実施し、開所に向けた仕上げに入る。時間は午後1時~同2時。各日先着5人で申し込みは23日の午後4時まで。同体験会や施設に関する問い合わせはチア・ドリーム 電話0144(77)4605(火曜~金曜、午前11時~午後4時)。またはメールアドレスcheerful.cheerdream@gmail.com

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