白老町石山にある白老地区交通安全延命地蔵尊の保存会(貮又聖規会長)はこのほど、地蔵尊を祭るお堂の屋根のペンキ塗りを行った。
地蔵尊は旧国道36号で相次いだ死亡事故を受けて、1965年に白老自動車運転者協会が建立。その後、交通安全協会などの関係者を中心とした地蔵尊保存会が毎年8月、輪禍の犠牲者を供養する例大祭を開いている。
保存会事務局の掛村修さん(69)によると、お堂の屋根のペンキ塗りは数年ごとに行っている。今回はメンバー4人が作業に参加。交通安全啓発カラーの黄色いペンキ3リットルを用意し、お堂のほか、隣接する水難犠牲者供養の地蔵尊を祭るほこらの屋根もきれいに塗り替えた。
8月23、24日は第57回例大祭で、保存会による供養を予定している。貮又会長は「地蔵尊を守りながら、交通事故の撲滅を訴えていきたい」という。

















