小学卓球の全国大会を皮切りに、全国高校女子硬式野球選手権(24日開幕、兵庫県丹波市)、全国高校総体陸上(28日開幕、福井市)をはしご取材する。大学時代を過ごしたなじみ深い関西地方から初訪問の越前へ。普段なら胸が躍るのだが、新型コロナウイルス禍とあって緊張感のある日々を過ごすことになりそうだ。
人との距離感、誰かがせき込む音、物に触れた後の手―。以前なら気にもしなかった事象に敏感に反応する自分がいる。持参した携帯用の消毒液は出張2日目にして3分の1を消化した。期間は残り11日。早々に買い足す必要がありそうだ。
ただ、大会会場に行けば至る所に消毒液が設置されている。刺激の強い物から優しくなじむタイプまで、さまざまな商品を試すことができるのは一興。
一部競技が先行開催されている東京五輪の陰に隠れる形になっているが、東胆振の高校生以下アスリートもコロナで満足な練習や大会出場ができない苦しみを乗り越え、大舞台に挑もうとしている。五輪に負けず好成績で紙面をにぎわせてほしい。
(北)

















