高校総体陸上 道栄、決勝進出逃す―男子4×100㍍リレー

高校総体陸上 道栄、決勝進出逃す―男子4×100㍍リレー
男子4×100メートルリレー準決勝でバトンパスをする道栄の1走町井と2走清水(中央)=29日、9.98スタジアム

 【福井市、北畠授】全国高校総合体育大会陸上競技大会秩父宮賜杯第74回全国高校陸上競技対校選手権大会第2日は29日、9.98スタジアムで男女9種目の決勝などが行われた。男子4×100メートルリレー準決勝2組に出場した北海道栄(町井大城、清水徹、橘弘栄、エケジュニア瑠音)は、40秒76の組3位で決勝進出を逃した。
 男子100メートル予選に挑んだ町井(3年)は10秒90、清水(2年)は11秒09、橘(同)は10秒86でそれぞれ敗退した。
 【男子】 
 ▽100メートル (1)栁田大輝(東農大二)10秒31(2)井上(高崎)(3)愛宕(敦賀)▽1500メートル (1)佐藤圭汰(洛南)3分41秒26(2)兵藤(東海大翔洋)(3)間瀬田(鳥栖工業)▽走り幅跳び (1)北川凱(東海大翔洋)7メートル67(2)深沢(同)(3)吉良(八幡浜)▽棒高跳び (1)松井楓雅(南陽工業)5メートル15(2)原口(王寺工業)(3)渡邉(大塚)▽やり投げ (1)清川裕哉(小山)67メートル69(2)横井(中京大中京)(3)須藤(前橋育英)▽八種競技 (1)高橋諒(桐朋)5528点(2)遊佐(利府)(3)星野(前橋商業)

 【女子】
 ▽100メートル (1)永石小雪(佐賀北)11秒65(2)角(倉吉東)(3)倉橋(中京大中京)▽1500メートル (1)ジャネット・ニーヴァ(倉敷)4分12秒60(2)米澤(仙台育英)(3)兼子(浜松市立)▽5000メートル競歩 (1)柳井綾音(北九州市立)22分54秒18(2)石田(大津商業)(3)中村(長野東)▽砲丸投げ (1)奥山琴未(岡山商大付属)14メートル54(2)今西(添上)(3)村瀬(浜松工業)

―バトンパスのミス響く
 男子4×100メートルリレー準決勝を終えた道栄メンバーは、祈るように最終組のレースを見守った。各組上位2チームに与えられる順位通過がかなわず3位。記録通過にわずかな望みを託したが同組3位で40秒61の新潟明訓、1組3位で40秒60をマークしていた四学香川西がそれぞれ決勝進出を決めた。「悔しい…」。1走の町井主将(3年)は肩を落とした。
 28日の予選で40秒63。全体4位の好タイムを出し準決勝進出を決めた。レース前の練習も「予選時より走りは良かった。40秒4、5台は狙える」と堀下監督が手応えを感じる仕上がりだったが、本番では「バトンパスのミス出た」(町井主将)ことでスピードに乗れなかった。
 それでも前を行く洛南(京都)、金沢(石川)に最後まで食らい付き意地は見せた。2走清水、3走橘、4走エケはまだ2年生。2017年大会以来の決勝進出、上位入賞の望みは来年に託された。この悔しさを糧にして、道栄リレーチームはまた一つ強くなる。

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