引きこもりの人の支援活動を行う札幌のNPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワークは8月から毎月1回、苫小牧市内で引きこもりの人やその家族を対象とした交流会「居場所 とまとま」を開催する。引きこもりの経験があるピアスタッフの体験談を聞いた後、参加者が家族会と当事者会に分かれて交流する。オンライン会議システムを使い、自宅から参加することも可能だ。
同法人は引きこもりの当事者や家族からの相談対応や、当事者の社会参加促進などに取り組んでいる。スタッフらが道内各地に出向き、当事者や家族などが集まれる場をつくる「サテライト事業」にも注力。苫小牧でも2018年度に交流の場としてサテライト・カフェを開始。昨年度は多様な機関が引きこもりの相談をきめ細かくキャッチし、必要な支援につなげる「プラットフォーム」の構築も視野に入れ、11、12月の計2回、交流会を開いた。
今年度も引き続き、当事者や家族の居場所づくりと同時に、地域全体での支援体制の構築を目指し、市社会福祉協議会と苫小牧保健所との共催で「居場所 とまとま」を計画した。実施日は毎月第1木曜日で、初回は8月5日。実施時間は午後2時~同4時。会場は若草町の市民活動センターだが、オンライン会議システムZoom(ズーム)を使って、自宅などからも参加することができる。
同法人の田中敦理事長は「新型コロナ禍で外出機会が減ったことで、引きこもり当事者や家族の孤立がさらに深まっている」と指摘。「引きこもりを経験したピア・スタッフも会場で皆さんと一緒にお話しさせてもらうので、孤立の中で苦しんでいる人にも安心して参加してもらいたい」と話す。
参加は無料。事前申し込み不要で、希望者は直接会場へ(ズームでの参加希望者は事前に問い合わせを)。問い合わせは市社協 電話0144(32)7111。
















