北海道中学校体育大会第51回北海道中学校卓球大会は1日、団体戦第2ステージが行われた。男子の光洋が代表決定リーグ2勝1敗で準優勝し、全国大会(8月、栃木県)出場を決めた。7月31日にはシングルス男子の金須海人(光洋)、女子の桐木亜美(同)も全国大会の出場権を得ている。
団体戦は男女各18チームが出場。第1ステージは6ブロックのリーグ戦を展開。各ブロック上位2チームの第2ステージではトーナメント戦と上位4チームによる代表決定リーグが行われ、上位3チームが全国大会の出場権を獲得した。
7月31日まで行われていた個人戦は苫小牧から男女各15人が出場。男子の金須と女子の桐木は4回戦で敗退したが、敗者による代表決定戦を制して全国大会の切符を手にした。
関係分の上位の結果は次の通り。
【男子】
個人戦シングルス
▽代表決定戦 金須(光洋)3―1蒲谷(札幌北陽)
▽同1回戦 金須3―2石川(和光)
団体戦
▽第1ステージリーグ戦 和光3―2共和、札幌米里3―2和光、光洋4―1網走第三、光洋3―2旭川中央、青翔5―0新冠、青翔4―1釧路桜が丘
▽第2ステージ1回戦 網走第三3―1青翔、光洋3―1釧路桜が丘、和光3―2留萌
▽同2回戦 光洋3―0札幌米里、七飯3―1和光
▽代表決定リーグ 光洋3―1手稲東、光洋3―2網走第三、七飯3―1光洋
【女子】
個人戦シングルス
▽代表決定戦 桐木(光洋)3―0谷島(旭川広陵)
▽同1回戦 桐木3―2山田(門別)
団体戦
▽第1ステージリーグ戦 札幌大谷5―0ウトナイ、旭川緑が丘4―1ウトナイ、青翔4―1厚沢部、札幌羊丘4―1青翔、上士幌3―2明倫、明倫3―2静内
▽第2ステージ1回戦 明倫3―1青翔
▽同2回戦 函館深堀3―0明倫
― 光洋「全国では悔いなく」
男子団体戦で準優勝し全国大会の切符を手にした光洋。代表決定リーグでは、個人戦で全国出場のエース金須(3年)を中心に白星を重ね、網走第三に3―2、手稲東に3―1で連勝し、2位以上を確定させた。
優勝を懸けて臨んだ七飯戦では金須が1―3でまさかの敗戦。越智(3年)も1―3でかわされ、七飯に1―3で敗れた。越智は「相手のペースに押されてしまった」と悔しさをにじませた。
神尾主将(3年)は「優勝して決めたかったけど、全国の出場権をつかめてよかった。全国では悔いのない試合をしたい」と意気込んでいた。
― 金須、次の舞台 「強気のプレーを」
苦しみながらも男子個人戦シングルスで全国切符を手にした光洋の金須(3年)。4回戦で優勝した濱田(余市旭)に敗れるも8人による第9、10代表決定戦を制した。
「気持ちで負けてしまった」。濱田との4回戦をこう振り返った。ラリーでのフォアに力みが出た。2―3で惜しくも敗れた。
代表決定戦に回り、気持ちの切り替えは難しかった。1回戦の石川(和光)には3―2で辛勝したが、「相手の思うように動かされた」と反省を口にした。決勝では蒲谷(札幌北陽)を3―1でかわし、全国切符を手にした。「全国では強気のプレーを見せたい」と抱負を語った。
― 桐木、全国で初戦突破誓う
女子シングルスの光洋の桐木(3年)が女子トーナメントベスト16で敗れたが代表決定戦で勝利し、3回目の全国大会出場を決めた。
4回戦は難敵の伊藤(札幌南が丘)に1―3で敗れた。これまで数回対戦していた相手に初勝利はお預けとなった。
8人の代表決定戦では1回戦で山田(門別)に3―2で競り勝った。決勝は谷島(旭川広陵)に3―0のストレート勝ち。「技術は劣ることはあってもメンタルの強さで勝つことができた」と自信を見せた。
全国大会では未勝利の桐木。「次こそは初戦突破を目指したい」と力強く語った。

















