デルタ株 置き換わり加速 陽性率49・6% 「過去最大の危機」知事 道の対策本部会議

デルタ株 置き換わり加速 陽性率49・6% 「過去最大の危機」知事 道の対策本部会議
加速するデルタ株の置き換わりに強い危機感を示した鈴木知事=4日午後5時10分ごろ、道庁

 道は4日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、道内の感染状況を分析した。感染力の強いデルタ株(インド由来の変異株)の直近1週間(7月28~今月3日)の検査の陽性率は49・6%と前週(7月21~27日、32・1%)に比べ急増し、置き換わりが加速していることを報告。鈴木直道知事は「デルタ株の置き換わりにより感染のスピードが上がり、一段と厳しさが増している。急速な感染拡大、過去最大の危機になり得る」と強い危機感を示した。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は全道で35・0人、札幌市で61・5人。いずれも緊急事態宣言の目安となる国の「ステージ4」の基準(25人)を大幅に上回っている。年代別では30代以下の若い世代が68%と7割近くを占める。

 道では2日から特措法に基づく「まん延防止等重点措置」の対策を開始している。知事は「非常に厳しい局面に入っている。既に札幌市内は緊急事態宣言レベルであるということを踏まえ、重点措置の下、徹底した対策に取り組んでほしい」と本部員に指示した。

 会議では、政府が感染急増地域での入院は重症患者らに重点を置く方針に転換したことも報告された。道では当面は従来の運用を変えない方針。知事は「医師が患者の症状などに基づいて、入院が必要と判断した人は入院、入院が必要ないと判断された軽症者、無症状の人は自宅療養、宿泊療養で対応している」と説明。今後も医師会などと連携し▽自宅療養者への健康観察のさらなる強化▽訪問診療の体制強化―に取り組む姿勢を示した。

 また、知事は5~8日に札幌市で東京五輪のマラソン・競歩競技が行われることにも言及。「おうちでエールをコンセプトに、自宅で家族とテレビで応援をお願いしている」と強調し、感染防止対策として「改めて沿道での観戦は控えていただきたい」と道民に呼び掛けた。

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