5日から札幌市中心部で行われている東京五輪の競歩・マラソン競技で、新型コロナウイルス感染防止対策として沿道での観戦自粛が呼び掛けられている一方で、多くの人が訪れている。鈴木直道知事は6日の定例会見で「5日の競歩競技では、大変残念ながら一部の人たちがコース沿いで観戦した」と述べ、大会組織委員会に対して対策の強化を要請したことを明らかにした。
知事は「組織委では、立ち入り禁止エリアや重点対策エリアを設定し、声掛け要員を増員して対応している」と説明。沿道に観戦に訪れた人に対しては「一人一人に丁寧に観戦を控えていただくように呼び掛けている」と語ったが、大通公園を発着点に6日午後4時半から始まった女子20キロ競歩もコースの駅前通は人であふれた。
真夏日が観測史上タイの17日連続となった札幌の暑さ対策で、7日の女子マラソンは急きょスタート時間を1時間繰り上げて午前6時に始まった。五輪最終日の8日には男子マラソンも控える。知事は「現下の厳しい感染状況を踏まえ、道民、札幌市民の皆さんは一人一人の安全を守るため、自宅で家族とテレビで応援してほしい」と改めて呼び掛けた。
また、知事は道内の感染状況について、デルタ株(インド由来の変異株)への置き換わりが加速し、新規感染者数は10日連続で200人を上回るなど「これまで経験したことのない最大規模の感染になる可能性がある」と指摘。7日からの3連休、お盆、夏休みは「感染リスクが高まる時期で、ここが正念場になる」と強調。「この夏はできる限り、家族など普段会う人と少人数で過ごすことをお願いしたい」と述べ、注意する具体例として▽普段会わない人との飲食▽自宅での宴会▽仕事上の打ち上げ▽屋外でのバーベキュー▽グループ旅行―を挙げた。
















