苫小牧工業高等専門学校(小林幸徳校長)は、敷地内の同校学術センターで、スマートフォンアプリの開発などを手掛ける、高専発のベンチャー企業「フラー」(新潟市)と包括連携協定を締結した。同校が単独で民間企業と協定を結ぶのは初めて。アントレプレナーシップ(起業家精神)教育に力を入れていきたい考えだ。
先進的なIT(情報技術)分野における同社からの指導、苫小牧地域の観光に関する研究協力などが主な協定内容となっている。
苫高専OBで、フラーの最高技術責任者藤原敬弘さんを含む同高専と長岡高専の卒業生4人が2011年11月に立ち上げたフラーは、アプリ開発を中心にデジタル関連全般をサポートする事業を展開。データ分析、戦略立案などに取り組んでいる。
6日に行われた協定締結式には、藤原さんや小林校長、福原功副市長ら8人が参加した。小林校長は「苫小牧市における起業に少しでも役立つ活動ができれば」と期待。藤原さんは「フラーの従業員の5人が苫小牧高専の卒業生。地元の教育を盛り上げたい」と意欲を見せた。苫高専は来年度以降の授業にアントレプレナーシップ教育を組み込んでいく計画で、双方で詳細を詰めていく。
藤原さんは19~20年に、 苫高専の情報科学・工学系でプログラミングの授業を担当したり、市主催、同校後援の創業支援イベント「スタートアップウィークエンド」の指導者として活動したりしてきた。
















