春先の好天で生育が順調だった道央圈域の農作物は、長引いた少雨、高温で収穫期を迎えた一部畑作物に影響が出ている。恵庭市穂栄の吉田農場ではトウモロコシの生育が進み、収穫を例年に比べ1週間早い7月24日に始めたものの、連日の30度超で2週間早い8月6日で打ち切った。
例年この時期、同農場ではトウモロコシの収穫体験を楽しむ親子でにぎわうが、新型コロナウイルス感染拡大の防止策で入場制限に加え、今年は記録的渇水のダブルパンチ。2ヘクタールに5万本のトウモロコシを栽培しているが、生育が進み過ぎた35アール約1万本分の収穫ができなかったという。農業を始めて50年になる吉田俊二さん(72)は「俵は小さく、葉が枯れ上がってしまった。こんなことは初めて」と話す。
収穫を終えた春まき小麦にも影響が出ており、「実が細い」と言う。大豆も「葉が枯れて花落が多く、さや数も減少。小粒で収量が落ち込む」と懸念した。農作物の生育に大事な時期の高温、少雨が石狩南部、胆振東部地方の農作物全般に影を落としている。
















