苫小牧港・西港のキラキラ公園(入船町)に7月の計6日間、キッチンカーを集めた事業の来場者が延べ4万5200人に達したことが、官民連携組織の苫小牧都市再生プロジェクト委員会(会長・岩倉博文市長)のまとめで分かった。来場者と出店者の双方から「もう一度やってほしい」などの好意的な感想が目立ち、同委員会はにぎわいを創出する可能性に手応えを感じている。
「キッチンカー21@トマベイウオーターフロント」と銘打った実証事業は同月3~18日の土・日曜日限定で開催。最終日の18日はカラフルなキッチンカー30台が会場を埋めた。職場の上司に誘われ、妻と1歳の息子と来場した日高町の警備員、平野大雅さん(23)は「キラキラ公園には今回初めて来たが、景色がきれいで子どもが遊べる遊具もあり、また来ようと思う」と笑顔を見せた。
何度も来ている同公園がキッチンカーで様変わりした光景に、苫小牧拓勇小4年生の岩城咲那さん(9)は「特別な気分になれた。また、やってほしい」と期待した。会場で友人と一緒に買ったアイスを味わっていた市内旭町の会社員の女性(24)は「もっとイベントをしてほしい。海上で花火を上げたら、人気が出ると思う」と提案する。
事前に計32店の出店希望を受け付け、初日は21店でスタート。各店の売り上げは毎回上々で、当初の予定より出店日数を増やした店舗もあった。キッチンカーの販売などを手掛け、独自のネットワークを持つスタンドファクトリー(糸井)の鈴木正人代表(49)は自ら営む飲食店のキッチンカーを全6日間出店させた。「参加した多くの店が『助かった』と喜んでいた。旭川市や帯広市など市外の出店者には、片側4車線の広い道路や港の風景に異国情緒があると、ロケーションも好評だった」と振り返る。
市によると、来場者は最多で4日の延べ約1万2300人で、最少でも雨が降った10日の延べ約3400人だった。担当者は「ポスターも作らず、ホームページやSNS(インターネット交流サイト)で告知しただけで一定の反響があり、ウオーターフロントの可能性を感じた」と語る。一方、公共交通機関の活用や駐車場の動線などに課題もあった。同委員会は来年度に大規模なにぎわい創出事業を計画しており、今回の検証結果を役立てていく考えだ。
















