苫小牧市元中野町の伊藤華津(かづ)さん(91)宅庭で、ネムノキの花が満開を迎えている。はけを上向きにしたような形をした、淡い紅色の花が枝先で咲きこぼれている。木は道路沿いの庭の一角にあり、今月下旬ごろまで楽しめそうだ。
ネムノキは、夜になると葉を閉じて眠ったように垂れ下がることがその名の由来で、暖帯から亜熱帯に分布する落葉高木。
市末広町の温室植物園「サンガーデン」の緑化相談員によると、苫小牧では開花自体が「珍しい」と指摘。「花芽は春に育つが温暖だったため、開花に結び付いたのでは」と話す。
伊藤さん宅のネムノキは、1985年春に函館の知人から譲り受けた苗木が、高さ3メートルほどまで成長。満開となったのは2007年8月以来という。
伊藤さんは「新型コロナウイルスや暑さで大変な時期だが、珍しい花を見て心を癒やしてもらえたら」と話す。
















