道は13日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の措置区域に、既に適用されている札幌市を除く石狩管内(7市町村)と小樽市を追加することを正式決定した。期間は14~31日。感染力が強いデルタ株(インド由来の変異株)への置き換わりが加速しており、措置区域以外の全道に不要不急の外出自粛を求めるほか、苫小牧市で開催された全国高校選抜アイスホッケー大会での大規模クラスター(感染者集団)発生を重視し、道内の部活動の対策も強化する。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は13日時点で、全道で49人、札幌市で85・3人、札幌市以外の道内で27・7人。いずれも国の緊急事態宣言の目安となる「ステージ4」の基準(25人)を上回る状況が続く。さらに、デルタ株への置き換わりも加速し、直近1週間(5~11日)の陽性率は85・2%と前週に比べ32・8ポイントも上昇。鈴木直道知事は「わが国がこれまで経験したことのない危機的な状況で、何としてもここで感染拡大を食い止めなければならない」と新たな対策を決めた。
措置区域に新たに加えた石狩管内と小樽市には、札幌市と同様に飲食店に対し酒類提供停止と午後8時までの営業時間短縮を要請。要請に応じた飲食店には支援金を支給する。また、大型商業施設など集客施設にも午後8時までの時短を求めるほか、イベント人数の上限は5000人とし、公立施設は原則休館とする。
措置区域以外の全道民にも不要不急の外出や移動を控え、措置区域との不要不急の往来自粛を求める。
苫小牧市でのアイスホッケー大会のクラスターを受け、学校の部活動対策を全道で強化。活動は原則、自校内に限定し、合宿など宿泊を伴う活動は自粛を要請する。
対策会議終了後、記者会見した知事は、今回の措置区域の追加について▽地域の医療提供体制の維持に著しい支障が生じている▽札幌市との往来が多く、札幌市と同等の措置を講じることが感染抑止のために必要―などを総合的に勘案して判断したと説明。また、西村康稔経済再生担当相と13日に電話で会談し「緊急事態宣言についても協議していくことを確認した」と明らかにした。
■「まん延防止等重点措置」新たな道の主な対策(期間・8月14~31日)
【措置区域(札幌市に江別、千歳、恵庭、北広島、石狩市、当別町、新篠津村、小樽市を追加】
・日中も含めた不要不急の外出・移動の自粛。
・午後8時以降、飲食店にみだりに出入りしない。
・飲食店の営業時間は午後8時までの時短。酒類の提供は行わない。カラオケ設備の利用自粛。
・石狩管内と小樽市の時短要請(8月14~31日の18日間)に応じた飲食店には、1店舗当たり中小企業・個人事業者には54万~180万円、大企業には最大360万円の支援金を支給。
・大型商業施設など集客施設の営業時間は午後8時までの時短(生活必需品の販売除く)。入場者の整理誘導を徹底する。
・イベント人数の上限は5000人。開催時間は午後9時まで。酒類の提供は行わない。
・事業者は出勤者の7割削減を目指す。
・学校行事(運動会、体育祭、修学旅行など)は中止・延期・縮小する。
・学校の部活動は自校内に限定。大会への参加は校長判断で行い、合宿など宿泊を伴う活動は自粛。
・公立施設は原則休館。
【措置区域以外の市町村】
・不要不急の外出・移動の自粛。
・措置区域との不要不急の往来自粛。
・学校の部活動は自校内に限定し、宿泊を伴う活動は自粛。大会への参加は校長判断で行い、主催者の感染防止対策を順守する。
・感染防止対策が徹底されない場合、カラオケ設備の提供自粛。
・イベント人数の上限は5000人。
・事業者は出勤者の7割削減を目指す。
















