リトアニア共和国のゲディミナス・バルブオリス駐日大使から、東京五輪に合わせて同国の選手らを受け入れる「ホストタウン」になっていたむかわ、厚真、安平の3町それぞれに日本語訳したリトアニアの詩の絵本とレターメッセージが贈られた。
3町は、今年2月にホストタウンとしてリトアニアと合意を交わし、今回のレースなどを応援。今月7日には男子20キロ競歩に出場したマリウス・ジューカス選手(36)がむかわに来町し、厚真、安平の両町を合わせた3町の町長らとの交流を企画していた。当初、交流会で絵本とメッセージレターを手渡す予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となった。
これを受けて、バルブオリス駐日大使から絵本とメッセージレターが贈られたことをむかわ町が12日付で発表した。絵本の題名は「ちいさな ちいさな―みんなとあそぶリトアニアのしのえほん」で、絵を通じて子どもから大人まで楽しめる内容。メッセージには「ことばの響きやイラストからもリトアニアを感じていただけますと嬉(うれ)しく存じます」などとつづられ、7日に届いていた。
絵本は3町の小学校や図書館に配布。メッセージは各町長宛てに贈られた。むかわ町の竹中喜之町長は「各町の小学生の皆さんが五輪を通し、リトアニアに興味を持ってくれることを期待している。直接の交流はできなかったが、この機会を通して3町とリトアニアがさらにお付き合いを深めていけたら」と謝辞を述べた。
同町では、お返しに「むかわ竜」のピンバッジを贈る予定だ。




















