FW高 涼風 「走力生かし ゴール狙う」―世界選手権に臨む(上)〔アイスホッケー女子・日本代表インタビュー〕

FW高 涼風 「走力生かし ゴール狙う」―世界選手権に臨む(上)〔アイスホッケー女子・日本代表インタビュー〕
持ち前の走力を生かした活躍が期待される高(左)(日本アイスホッケー連盟提供)

 アイスホッケーの2021IIHF女子世界選手権は現地時間の20日、カナダ・カルガリーで開幕する。女子日本代表・スマイルジャパンは21日、予選リーグ・グループBの初戦でデンマークと対戦する予定だ。約2年ぶりの大舞台を目前に控えた苫小牧ゆかりの代表メンバーに熱い思いを聞く。全3回。

 ―トップディビジョンでは4回目の代表入りとなった。心境は。
 「選ばれたことは素直にうれしい。世界選手権は2年ぶりの開催で少し緊張しているけど、久しぶりに海外の選手と試合ができることが楽しみ」

 ―カナダ入国後の自主隔離期間はどのように過ごしたか。
 「毎日約1時間、バイクをこいで持久系のトレーニングをしてきた。ウオーターバックを使った下半身を鍛えるメニューもこなした」

 ―大会はコロナの影響で延期が相次いだが、モチベーションはどのように維持したか。
 「夏に開催されると分かっていたので、オフも気持ちを切らさずに過ごした。自主トレを続けてモチベーションは維持できていた」

 ―2年ぶりに海外勢との試合となる。2年前と比べて成長できた点は。
 「1対1のバトルで負けない力強さを高めてきた。氷上練習だけでなく、陸トレでフィジカル(肉体的)面でも強くなったのでその効果を感じている。国内試合や代表候補合宿の中でも手応えがあった。世界選手権でどれだけ通用するか楽しみ」

 ―世界選手権ではどんなプレーを見せたいか。
 「自分の持ち味はよく走ること。たくさん走って相手をかき回して、隙があったらゴールも狙っていきたい。得点に積極的に絡む動きができれば」

ープロフィル
 高涼風(たか・すずか) 1996年生まれ。苫小牧市出身。苫小牧沼ノ端中、苫小牧東高を経て、北海道文教大卒。ライトハンド。所属は道路建設ペリグリン。五輪代表として2018年の平昌冬季五輪に出場した。

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