苫小牧市は、2020年度から取り組む「行政創革プラン」の進捗(しんちょく)状況をまとめた。行政費用の抑制と市民サービス向上を両立させる前計画の目標を継承しながら、新たな手法や価値観に基づく計70の事業を定め、24年度までの5年間を計画期間に充てている。初年度は70事業の9割に当たる63事業が計画通りか計画より進み、うち4事業はすでに達成した。
同プランは▽新たな財源確保▽民間資本活用の検討▽AI(人工知能)の活用▽行政事務の民間委託―など21項目を定め、項目ごとに具体的な1~7事業を明示した。各事業に対し、担当課が進捗度と連携度、効率性、創造性の四つの視点から4段階で自己評価した。
計画より進んだ「A」の評価は▽企業版ふるさと納税の導入▽庁内会議へのタブレット端末導入―など22事業。計画通りの「B」は▽水道料金支払いのキャッシュレス化―など41事業で最多。課題が残るとされる「C」は▽子ども・子育てサポートサイト開設▽動物火葬場の在り方検討▽畜犬登録・狂犬病予防注射済票の交付事務の民間委託▽庁舎管理業務の民間委託▽浄水場管理運転業務の民間委託の検討▽AIによる自動応答システム導入検討▽公文書の電子的管理に関するルール作り―の7事業だった。未着手の「D」はなかった。
20年度中に実現できたのは、▽2年前倒しで競争入札参加資格の有効期間を2年間から4年間に延長▽水道管と下水道管の各改良工事における現況測量業務の民間委託―など4事業。
一方、今後の課題として、コロナ禍に伴う社会情勢の変化を見据え、内容の再検討の必要性を挙げる事業もあった。財政効果額の算出は次年度以降に見送ることとした。
















