文科省 苫高専のAI教育認定、道内初のお墨付き、年内にロボット使った授業導入

文科省 苫高専のAI教育認定、道内初のお墨付き、年内にロボット使った授業導入
道内では他校に先駆けて数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)に認定された苫小牧高専

 AI(人工知能)やデータサイエンスなどに関する優れた教育プログラムを実施する高等教育機関として、苫小牧工業高等専門学校(小林幸徳校長)が国のお墨付きを得た。文部科学省などが今年開設した「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシー〈初級〉レベル)」認定制度に基づく第1回の審査で、道内では唯一認定された。同校は今年中に新たにAIロボットを使った授業を取り入れる方針だ。

 苫高専は以前からプログラミングや情報技術の科目を設けてきたが、認定取得に向けて、AI教育を強化、時間数を増やした。

 同校のプログラムでは、IT革新が進む社会で要求される数理やデータサイエンス、AIの基礎知識を学べる。新たな社会の段階「Society(ソサエティー)5・0」を見据えたデータサイエンス教育やデータプログラミング「Python(パイソン)」を用いた実習などが特徴という。

 AIの利活用に向けた環境整備・方策を議論する内閣府の統合イノベーション戦略推進会議の「AI戦略2019」に基づき、国は今年、認定制度を導入。大学や高専の正規課程教育のうち、優れた教育プログラムに文部科学省がお墨付きを与える仕組みで今春に募集があり、6月30日に第1回の認定結果が公表された。

 全国の86機関から応募があったが、認定を受けたのは苫高専を含め11機関。和歌山大学、石川高専など7大学、4高専が選ばれた。認定期間は26年3月31日まで。20年度以降に入学した学生にはAI教育等を受けたことを証明する修了証が交付される。

 今月公表された第2回の認定結果では、新たに北大など67機関が認定された。

 教務主事で、創造工学科の村本充教授は「苫高専のプログラムが優れていると、いち早く認めてもらえた」と笑顔。今後、リテラシーレベルよりも1段階上位の応用基礎レベルの認定制度もできる見通しで、「応用レベルにも挑戦し、優秀な人材輩出に努める」としている。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る