苫小牧市民生委員児童委員協議会(松村順子会長)は、生活情報やクイズなどを盛り込んだ「民生委員児童委員たより みんみん」を発行し、高齢者の見守り活動を推進している。新型コロナウイルスの流行で民生委員児童委員と地域住民の接点が減る中、人間関係の構築に役立てたい考えだ。
「みんみん」はA4判、両面印刷で、発行枚数は2000枚。7月から月1回発行している。
内容は▽季節の話題▽クイズ▽市からのお知らせ▽新型コロナウイルス感染症情報―が基本。最新の8月号ではお盆に関する話題としてナスやキュウリでつくる精霊馬(しょうりょううま)を紹介し、クイズは4問を出題。新型コロナについては、ワクチン接種の問い合わせ先や、6月下旬から7月末までの胆振管内の感染者数を載せている。
松村会長は「民生委員児童委員はこれまで、積極的な訪問活動で見守り対象者との人間関係を構築し、相手が抱える困り事にも対応してきた」と強調。コロナ下では訪問活動が制限され、対面機会も激減しているため、新たなコミュニケーション手段として通信の発行を計画したという。
民生委員児童委員が安否確認で1人暮らしの高齢者宅を訪ねる際、「みんみん」を会話の糸口とすることで相手との関係構築につなげることが狙い。直接対面することが難しい場合でも郵便受けなどにみんみんを差し入れて後日、電話で安否確認をする際、話題のきっかけに活用してもらう。みんみんには地区を担当する民生委員児童委員の氏名を記入する欄を設けている。
この他、市民児協は10月、市内20地区の民生委員児童委員協議会がそれぞれの活動内容を紹介するパネル展も計画。市民児協としては初の試みで、地域での身近な相談相手として民生委員児童委員を幅広い世代の市民に知ってもらいたい考えだ。
松村会長は「地域の人と民生委員児童委員が顔を合わせる機会が減っており、市民にとって遠い存在になりかけている」と懸念。「新たな工夫を取り入れながら、コロナ下でも地域福祉の担い手として活動し続けられる方法を探っていきたい」と語った。
















