苫小牧署や道警本部交通機動隊などは19日、安平町追分柏が丘の「道の駅あびらD51ステーション」を出発点に「二輪車交通安全パレード」を実施した。パトカーや白バイが、二輪車愛好家のオートバイ14台と共に、苫小牧市植苗の「道の駅ウトナイ湖」まで連なって走行。安全意識や運転マナーの向上を訴えた。今年、同署管内(1市4町)で発生した二輪車が絡む人身事故は、7月末時点で5件(前年同期比2件増)と増加傾向にある。
バイクの日(8月19日)に合わせた取り組みで、二輪事故撲滅に向けた活動を続ける札幌のNPO法人「ライダーズセーブネット(濱岸知美理事長)」の会員や道内のライダーも参加した。
開会セレモニーで、米原良己交通機動隊長は「事故のないようゴールを目指そう」とあいさつ。ライダーを代表し、濱岸理事長が「交通ルールを順守し、模範となる運転を心掛ける」と宣誓した。
出発前には、「D51ステーション」の駐車場で道の駅利用者にポケットティッシュなどを配布し、事故防止をアピール。ドライバーに「スピード落とせ」「きょうも1日安全運転」と書かれたのぼりを掲げる「旗の波運動」も行った。
パトカーと白バイを先頭に出発後は、約50分かけて道の駅ウトナイ湖までパレード。ライダー歴30年という札幌市の会社員湯峯基依さん(48)は「慣れから乱雑な運転になっていることがあるかもしれない。スピードや車間距離を意識し、運転を見直したい」と気を引き締めていた。
18日現在、道内で発生したオートバイが絡む人身事故の死者は前年同期比11人減の6人だが、負傷者は23人増の79人となっている。米原隊長は「死者数が少ないのは重大な事故につながっていないだけ」と指摘。「バイクシーズン真っただ中、啓発や取り締まりを強化していく」と述べた。
苫小牧署交通第1課の葛西直人課長も「現時点で管内での二輪車関連の事故死者はゼロだが、人身事故はすでに5件と昨年1年間の6件を上回る勢い」と懸念。ライダーに対し「バイクは周囲から見落とされやすいという意識を持ってほしい」と注意喚起し、一般ドライバーにも「車の脇や後ろから急に出てくることもあるため、右折時には特に注意深い運転が必要」と訴えている。



















