苫小牧市教育委員会は、市立中央図書館の利用者情報の取り扱いについて、警察からの任意段階の協力要請には応じず、裁判所が発布する令状を確認した上で情報提供を行う方針に正式に変更し、6月末から運用を開始している。
市教委は2017年4月、警察から刑事訴訟法に基づく捜査関係事項照会書が提出された際、依頼内容である特定の個人の利用状況は市個人情報保護条例に照らして問題がないと判断し、利用者1人の情報提供に応じた。これに対し、市民から不安の声などが上がったことから、19年に情報提供の範囲を絞り込み、基準を策定していた。
その後、20年12月に札幌弁護士会が「令状を伴わない捜査関係事項照会については、利用者に関する情報を提供しないように求める」とする意見書を公表。3月の市議会一般会計予算審査特別委員会で「令状なしには情報提供しないという考え方に改めるべき」などの意見が出たことから、市図書館協議会で協議の上、方針を変更するとしていた。
新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、6月末に市図書館協議会定例会を書面上で開催。委員10人から意見を募り、反対が無かったことから承認とし、正式に変更した。
















