春季大会Vで2部昇格へ弾み―北洋大学女子バスケットボール部

春季大会Vで2部昇格へ弾み―北洋大学女子バスケットボール部
春季大会で初優勝した北洋大女子バスケットボール部(提供)

 第71回北海道大学バスケットボール春季選手権大会(7月)初出場で初優勝を飾った北洋大女子バスケットボール部が9月の北海道大学バスケットボール選手権大会3部リーグで2部昇格に挑む。速攻を中心とした高い得点力で圧倒的な強さを見せた春季大会の経験がチーム成長の大きな弾みになっている。

 春季大会には19チームが出場。予選リーグを勝ち抜いた12チームが決勝トーナメントに進出。北洋大は決勝で札幌学院大に77―76で競り勝ち、栄冠に輝いた。

 最優秀選手賞を受賞したフォワード梶原理奈(2年)は、決勝で22得点11リバウンドをマークするなどトップスコアラーとしてチームをけん引。身長を生かしたプレーでゴール下を支配した。個人賞も手にしたが「まだ納得できない」。ゴール下で当たり負けた場面もあって体の弱さを痛感した。「秋の大会に向けて下半身強化を中心に肉体改造に取り組みたい」と貪欲さを見せている。

 ガード桜庭莉李亜(1年)は得意のスリーポイントシュートを大会通算で30本も決めて新人王に輝いた。「スリーでチームに貢献するという目標はクリアできた」と振り返った。半面、「スリーに頼ってしまった」と反省もある。「入らなくなったときにドライブを選択できるようにプレーの幅を広げたい」と意欲的だ。

 司令塔のポイントガード(PG)を務める高橋こはく(1年)は守備面の貢献が大きかった。個人では優秀選手賞を受賞。「相手のPGを徹底マークして抑え込んだ」と奮戦した。1日に2ゲームが行われる過密日程の中で体力不足も課題に。「まだまだ走り切れてはいないので強化していきたい」と語った。

 昨年4月に創部し、1、2年生7人が所属する少数精鋭チーム。「人数が少ない中で、選手が本当によく頑張ってくれた」と一ノ瀬和之ヘッドコーチ。昇格が懸かる秋の選手権大会は3部からのスタート。センター曽根有紗主将(2年)は「気を抜かずにひたむきに練習に取り組みたい。必ず2部昇格を果たす」と気を引き締めていた。

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