先人の労苦しのぶ、開拓先駆者慰霊祭「未来へまい進」

先人の労苦しのぶ、開拓先駆者慰霊祭「未来へまい進」
祭壇前で焼香して先人の労苦をしのぶ出席者

 苫小牧市の勇払自治会(萬誠会長)は20日、地域発展の礎を築いた八王子千人同心の労苦をねぎらう「開拓先駆者慰霊祭」を勇払開拓史跡公園で行った。来賓を含め約50人が集まり、哀悼の意をささげるとともに先駆者が残した開拓精神の継承を誓った。

 慰霊祭は毎年8月、公園の一角にある市指定史跡の蝦夷地開拓移住隊士の墓の前で半世紀以上行われている。浄生寺住職の杉林良樹さんによる読経の中、参列者が焼香し、先人の労苦をしのんだ。

 萬会長は「開拓先駆者の偉業は、地域に工業港や主要な工場が集積したことで実を結んだ」と追悼。「関係者一同、先人の開拓精神を引き継ぎ、未来に向かってまい進する」と誓った。

 1800(寛政12)年、蝦夷地開拓と北方警護のために江戸からの移住を決めた組頭原半左衛門を隊長とする同心子弟約100人は、勇武津(現勇払)で白糠に向かう隊と別れ、弟の原新介らが中心となって警護と開墾を実施。過酷な自然環境、不毛の原野の開拓は2年目で死者16人を数えるなどし思うように進まず、入植4年目で現地を離れる結果となったという。

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