落ち込み最大前年度比42・5%減 ウポポイ開設の白老は増加 胆振管内20年度観光入り込み客数

落ち込み最大前年度比42・5%減 ウポポイ開設の白老は増加
胆振管内20年度観光入り込み客数
苫小牧市の観光地「ウトナイ湖」。平日も人が訪れていたが、外国人や団体客の姿はなかった

 胆振総合振興局のまとめによると、2020年度の胆振管内の観光入り込み客数は前年度比686万8400人(42・5%)減の931万1300人で、現在の統計方式になった10年度以降最も少なく、落ち込み幅も最大となった。新型コロナウイルスの影響で、訪日外国人宿泊者数(延べ数)は同81万8166人(99・8%)減の1891人と急減した。

 同振興局によると、道外客は前年度比362万2200人(64・2%)減の202万4000人、道内客は324万6200人(30・8%)減の728万7300人。日帰り客が543万8700人(40・2%)減の807万9200人、宿泊客が142万9700人(53・7%)減の123万2100人だった。

 東胆振1市4町では、苫小牧市が80万4100人(36・1%)減の142万1300人。安平町が41万4800人(35・4%)減の75万8600人。厚真町が2万4900人(18・8%)減の10万7400人。むかわ町が4万6000人(31・8%)減の9万8600人と軒並み減少した。

 一方、20年7月に民族共生象徴空間(ウポポイ)が開設された白老町は17万7200人(11・1%)増の177万4000人となった。道内客と日帰り客が前年度より増加した。

 訪日外国人宿泊者数は3年連続の減少で、過去最大の減少幅となった。コロナ禍で20年3月下旬から新千歳空港の国際線が休止したのをはじめ、多くの国で出入国制限が続いていることが影響した。国別の内訳で見ると、中国が422人、ベトナム363人、フィリピン212人―など。

 胆振管内の観光入り込み客数は、12年度以降、胆振東部地震が発生した18年度を除き堅調に増加していた。20年度は国の緊急事態宣言が複数回発令されたほか、各地でイベント中止も相次ぎ、入り込み客数の減少につながった。

 今年は7月に伊達市や洞爺湖町などで構成する「北海道・北東北の縄文遺跡群」がユネスコ世界文化遺産に登録されるなど明るい話題もあるが、コロナ禍の影響が続く。今後の観光入り込み客について、同振興局は「コロナの感染状況次第。見通しが立たない」としている。

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