苫小牧市北栄町の第2はくちょう幼稚園(小原和美園長)は24日、むかわ町汐見の鵡川漁港付近の砂浜で地引き網を体験した。年長児93人が参加し、網を元気いっぱい引き上げた。
鵡川漁業協同組合青年部の協力を得て行う体験事業。園児たちに生きた魚に直接触れられる機会を設けるとともに、みんなで力を合わせることの大切さを伝えようと、毎年続けている。
青年部メンバーが沿岸に仕掛けた網につながるロープを、二手に分かれて浜まで引き上げる作業を体験。網にはアカハラやカレイ、イワシなど大量の魚が掛かっており、園児たちは「大きい!」「いっぱい、いる」と無邪気に歓声を上げていた。
西田理男ちゃん(6)は「触った魚がぬるぬるしていた。またやってみたい」と話し、上野叶大ちゃん(5)は「初めての体験で楽しかった。(網を引っ張るのは)ちょっと重たかったけど、魚を手にしたときは気持ちよかった」と笑顔を見せた。

















