強靱国土、食と観光、アイヌ文化重点に 22年度国交省概算要求 道開発予算は6900億円 過去20年で最大の21%増

強靱国土、食と観光、アイヌ文化重点に 22年度国交省概算要求
道開発予算は6900億円 過去20年で最大の21%増

 国土交通省は26日、2022年度北海道開発予算の概算要求をまとめ、公表した。総額は21年度当初予算比21%増の6901億3400万円となった。増加率は過去20年では最大で、6000億円台の要求は8年連続。うち一般公共事業費に当たる北海道開発事業費も21%増の6780億3000万円を要求する。

 北海道開発事業費の内訳は、港湾空港鉄道等が21年度当初予算比52%増の364億2000万円を要求。治山・治水は18%増の1206億500万円、道路整備は19%増の2590億9000万円を計上。この他、アイヌ伝統等普及啓発等経費は28%増の20億6200万円を要求した。

 概算要求について▽強靱(きょうじん)で持続可能な国土の形成▽食と観光を担う生産空間の維持・発展▽白老町の「民族共生象徴空間」(ウポポイ)などを通じたアイヌ文化の復興・創造および国民理解の促進―を重点事項に掲げた。

 「強靱で―」では、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボン北海道」の取り組みを推進。ウポポイの関連区域に位置付けられる白老町のヨコスト湿原・海岸を含む胆振海岸において、海岸保全施設の整備も推進する。

 「食と観光―」では、新千歳空港の冬期の安全運航を図るため、誘導路の複線化などの整備を促進。寄港地で安心してクルーズ船の受け入れができるよう、新型コロナウイルス感染症に備えた体制も関係者と連携して構築する。

 「ウポポイ―」では、昨年7月にオープンしたアイヌ文化復興拠点の年間来場者数100万人を目指し、感染症対策にも対応した適切な管理運営、コンテンツの充実、誘客促進に向けた広報活動を展開する。

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