美術博物館・特別展初のオンライン鑑賞 「びとこま」の小中学生13人参加

美術博物館・特別展初のオンライン鑑賞 「びとこま」の小中学生13人参加
急きょ開かれたオンライン形式の鑑賞イベント。職員らがノートパソコンやスマートフォンのカメラで展示資料を写し、解説した

 苫小牧市美術博物館は28日、同館の子ども広報部「びとこま」のメンバーを対象に特別展「発掘された日本列島 調査研究最前線2021」のオンライン鑑賞会を開いた。初の試みだが、参加した市内や近郊の小中学生13人の反応は上々。次回発行の広報紙「びとこま」の製作に役立てる。

 新型コロナウイルスに伴う道内の緊急事態宣言を受け、同館は28日から9月12日まで臨時休館となり、開催中の同特別展も途中終了を余儀なくされた。

 文化庁など主催の貴重な考古学資料がそろった巡回展だっただけに、同館は「何とか見せてあげたい」と内部協議。今年度は事前にびとこまメンバーの家庭のインターネット環境を事前に調べたり、市外のアーティストとオンライン会議システム「Zoom(ズーム)」で交流したりしていた経緯があり、同企画が実現した。

 この日は参加者とネット接続した上、職員らが複数のノートパソコンやスマートフォン端末のカメラ機能を使って展示資料一つ一つを撮影。考古学専門の学芸員が解説していった。職員が「もっと見たいものがあれば言ってほしい」と伝えると、参加者からは「剣が見たい」といった要望が出ていた。

 展示品を直接見ることができず残念がる声も聞かれたが、子どもたちは「テレビの旅番組みたいで面白かった」「久しぶりにみんなのマスクを取った顔も見られた」と喜んでいた。

 びとこま担当の立石絵梨子学芸員は「マイクの活用方法など課題も見つかったが、おおむね好評。今後に生かしたい」と話した。

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