文部科学省と道教委は8月31日、小学6年と中学3年を対象に実施した「2021年度学力・学習状況調査」の結果を公表した。北海道の公立小中学生の平均正答率は各教科で全国平均を下回った。
調査の全国学力テストは5月27日に全国一斉に行われ、道内は小学校972校、中学校567校の計1539校で実施した。実施率は98・8%。児童3万6456人、生徒3万4700人の計7万1156人が参加した。昨年度は新型コロナウイルスの影響で中止となったため、19年度以来2年ぶり。
小学生は国語と算数の2教科が行われた。道の平均正答率は国語が63・2%、算数は67・5%でいずれも全国平均(国語64・7%、算数70・2%)を下回った。両教科の全国との差は2・7ポイント以内で、19年度(2・1ポイント以内)に比べて拡大した。
中学生は国語と数学の2教科が行われ、道の平均正答率は国語が64・5%、数学が55・9%。数学は全国平均(57・2%)を1・3ポイント下回り、国語は全国平均(国語64・6%)に0・1ポイントで差はわずか。19年度(1・7ポイント以内)より差が縮まった。
併せて授業や教育活動等に関する質問も行った。20年4~5月の新型コロナウイルス感染拡大による臨時休校に関し、「勉強について不安を感じたか」の質問で小学生は「感じた」が34・4%、「どちらかといえば当てはまる」が25%で合計59・4%。中学生は「感じた」が34・5%、「どちらかといえば当てはまる」が27・8%で合計62・3%に上った。
また、学校に対する質問の「ICT(情報通信技術)機器を活用した取り組みをどの程度行っていますか」では、小学校は「教職員間の連絡」が53・7%、「教職員と児童がやりとりする場面」は11・1%。中学校は「教職員間の連絡」が57・5%、「教職員と児童がやりとりする場面」は13・9%だった。
本道での調査結果について、倉本博史教育長は「小学校は2教科とも全国の正答率との差が広がる課題が見られた。中学校は2教科とも全国の平均正答率との差が縮まり、改善が見られる」との認識。「確かな学力を身に付けることができるよう、コロナ禍においても学びを止めない指導体制を構築する。ICTを効果的に活用した授業改善、少人数学級編成の拡大や専科教員による指導など学力向上の取り組みを進めていきたい」とコメントした。
道教委は14振興局管内別の市町村の状況について詳細に分析し、11月末をめどに報告書をまとめる。
















