白老町の戸田安彦町長は3日、定例記者会見を開き、7日開会の町議会定例会9月会議への提出議案を発表した。2020年度各会計決算で一般会計については「翌年度への繰越財源を除く実質収支が約2億9500万円の黒字決算となった」とし、財政健全化が進んでいる状況を説明した。
定例会への提出議案は、21年度一般会計補正予算案や町過疎地域持続的発展計画の策定など議案8件、20年度各会計決算認定など認定4件、決算関連の報告6件。このうち、一般会計補正予算案では、今年度予算に3億3820万6000円を追加し、総額109億1323万円とする。町内でこども食堂を運営する2団体に対し、新型コロナウイルス感染症対策の支援費用などを盛り込んだ。また、11月まで続くと見込む新型コロナワクチン接種業務の関連経費を増額補正した。
定例会9月会議は、7~17日を会期とし、初日から4日間は議員10人による一般質問、14~16日は20年度各会計決算審査を行う。

















